オゾン乾式スクラバー脱臭装置
既存の活性炭脱臭装置の前にオゾン発生装置を取り付け、活性炭をODS触媒に入れ替えるだけです。
現在の年間コスト1,000万円のお客様が、オゾン発生装置を購入すると初期設備コストは800万円ですが、以後5年間のトータルで2,700万円、年間540万円のコスト削減となります。
※5年目に発生管交換費用約200万円が発生します。
特徴
- 国際特許の信頼性を誇る世界最高レベルのオゾン発生技術!
- 高効率・驚異の低コストを実現。
- 40,000時間超の圧倒的なロングライフです。
- 誰でも簡単なメンテナンスが可能。
- 高効率放電により窒素酸化物を抑制する低NOxです。
- 高湿度でも性能維持が可能です。
- 2年間の無償修理保証付きの安心保証で迅速に対応します。
オゾン乾式スクラバー脱臭装置(ODS)とは
オゾンという酸化性ガスと、新開発したODS触媒を用いて臭気成分を酸化分解する脱臭装置です。オゾンはフッ素に次いで酸化性の強いガスですが、半減期が16時間と長く、臭気成分と混合しても、なかなか酸化分解反応が起こりません。しかし、オゾンと臭気成分を混合した後、ODS触媒に吸着させると、瞬時に酸化分解反応が起き、脱臭を行うことが可能です。
幅広い臭気・風量に対応可能です
- 排水処理臭
- ディスポーザー処理臭
- 有機溶剤排気臭
- UV印刷機の排気臭
ODSが持つ5つのポイント
新開発の触媒
弊社が得意としてきた常温参加触媒テクノロジーを、さらに生かして開発したODS触媒。触媒中に水蒸気ガスとオゾンと臭気成分を保持しながら、三者を化学反応させ非常に高効率な脱臭を行います。
酸化力
ODS触媒が空気中の水蒸気ガスを利用してオゾンを湿式化させ、著しく活性化させます。その湿式オゾンは乾燥空気中のオゾンに比べて数百倍のスピードで臭気成分と反応するので、少ない触媒充填量でもきわめて高い脱臭効率が実現可能となりました。
低ランニングコスト
ODS触媒は、臭気成分を吸着するだけではなく、オゾンと水の力で分解させる役目を果たします。常に触媒として自己再生をし続けますので、吸着剤としての寿命がありません。だから従来の活性炭装置と比べてODSは触媒交換頻度が少なく、低ランニングコストを実現しました。
高効率生成
ODSに用いるオゾン発生装置は、一番小さな型式でも7.5g/hrのオゾンを発生させますが、そのサイズはなんと大人のお弁当箱くらいの大きさです。また原料には自然の空気を用い、酸素濃縮機や酸素ガスは必要ありません。年間コストも大変安く、24時間365日供給しても年間電気代はなんと12,264円。だから低ランニングコストが可能なのです。
※1kW 21円(小規模工場)で計算
安全性
ODSは発生させたオゾンを分解し、酸素に戻して装置から排出します。
排気中のオゾン濃度は0.1ppm以下をキープ。室内排気も可能です。
ODS触媒脱臭テクノロジー
area A
入口から入った臭気成分、空気中の水蒸気ガス、オゾン発生から生成されたオゾンが混合される。
area B
ODS触媒上では、オゾン、臭気成分、水蒸気ガスが吸着され、活性化した状態になり、臭気成分を分解する。
area C
オゾンは酸素に分解され、安全できれいな空気で出口より排出される。
オゾン乾式スクラバー脱臭装置フロー図
CASE01
酒粕腐敗臭対策酒造A社様
導入時 | 入口 | 出口 | 脱臭効率(%) |
---|---|---|---|
臭気濃度 | 73300 | 10以下 | 99.9 |
アンモニア(ppm) | 100 | 8 | 92 |
硫化水素(ppm) | 15 | 0.08 | 99.5 |
メチルメルカプタン(ppm) | 1.2 | 0.004 | 99.7 |
CASE02
汚水臭対策商業施設B社様
導入時 | 入口 | 出口 | 脱臭効率(%) |
---|---|---|---|
臭気濃度 | 73300 | 10以下 | 99.9 |
アンモニア(ppm) | 22 | 1.1 | 95 |
メチルメルカプタン(ppm) | 0.6 | 0.02 | 96 |
CASE03
焼けこげ臭対策電気会社C社様
稼働1ヶ月後 | 入口 | 出口 | 脱臭効率(%) |
---|---|---|---|
臭気濃度 | 55000 | 1740 | 96.8 |
CASE04
アミン+VOC臭対策半導体工場D社様
稼働1ヶ月後 | 入口 | 出口 | 脱臭効率(%) |
---|---|---|---|
臭気濃度 | 16000 | 1600 | 90 |
オゾン乾式スクラバー脱臭装置 効果確認テスト
自社の実排気臭に対して実際どれくらいの脱臭効果が得られるのか?大規模な実機を導入する前に、お客様ごとに特有な臭気においてしっかりとした性能確認を行うことは、リスク回避の観点から非常に重要です。
カルモアの提案するODS脱臭装置効果確認テストは、実機同様のシステムをスケールダウンした専用のテスト装置を使用するため、机上の計算値ではなく、実測と立合による確かな脱臭効果の確認が可能です。
また、より正確なランニングコスト試算の入手をご希望の場合にも非常にお薦めです。
ODSについて
ODSとは
オゾン発生機により大量のオゾンを発生させ、におい成分を分解します。その際の反応を促進させるものがODS触媒です。
新開発のODS触媒とは?
触媒表面上で空気中の水蒸気ガスをイオン化、オゾンを常に活性化させます。
どのような場所に適しているか?
・排水処理
・ディスポーザー処理臭
・有機溶剤排気臭
・UV印刷機の排気臭
※【排気条件】 温度:50℃以下、湿度:90%以下
本テストには、下記の項目が含まれます。
1. 専用テスト装置を使用した現場テスト
2. 性能効果測定(臭気濃度測定)
3. 測定データ検証
4. テスト報告書提出
5. 実機設計および見積書提出
また、本デモ機はキャスター付きですので、様々な場所でテスト可能です。
こんな不安を抱える方にオススメです
効果確認
使用する材料、製造工程、稼働状況等で発生する臭気には幅があります。
本テストでは実際の排気に対する確かな脱臭性能を確認できるだけでなく、オゾン量や、風量といったエンジニアリング要素を自在に変化させることができるため、リスクの無い実機設計を可能にします。
コスト試算
実排気・実稼働状況に対するより正確な試算を行うために、本テストは非常に有効です。オゾン量や風量を変動させるテストにより、最も脱臭効果が高い点を把握することができるため、コスト削減の視点に立ったコスト試算が可能となります。また、従来の脱臭装置とのランニングコストを比較していただけます。
耐久性確認
長期の性能持続性に不安がある等々、連続稼働における装置の耐久性と性能に不安を抱えるお客様には、テスト装置の長期レンタルをご提供可能です。(1週間、1ヶ月単位)長期レンタルは、排気の排出成分や臭気レベルの変動が大きい場合に、特に有効です。安定した性能を確認するだけでなく、より実稼働時に則したデータの入手を望まれる場合にもお薦めいたします。
ODSが優れている5つの特徴
Feature
新開発の触媒
オゾンを著しく活性化させるODS装置専用の触媒
Feature
酸化力
ODS触媒によりさらに酸化力が強化
Feature
低コスト
安価なオゾン発生装置導入により、低ランニングコストの実現
Feature
高効率生成
空気原料で大容量のオゾンを生成
Feature
安全性
ODS触媒はオゾンを全て酸素に戻して装置から排出
大幅なコスト削減の秘密
ECシリーズを用いて既存の活性炭脱臭コストを低減
既存の活性炭脱臭装置をオゾン乾式スクラバー脱臭装置(ODS)に改造すると…
ODS触媒脱臭テクノロジー
悪臭排気ガス内の臭気成分、オゾン、空気中の水蒸気ガスが混合しながらODS触媒に流れていきます。
ODS触媒のポア(気孔)に臭気成分とオゾンと水蒸気ガスが吸着し、触媒表面上でイオン化した水蒸気ガスとオゾンが活性化します。
その状態で発生する活性酸素やスーパーアニサイドイオンといった酸化性物質が臭気成分を分解し、きれいな空気で排出します。
ECOZONE(エコゾン)とは
国際特許の信頼性
エコゾン社のオゾン発生体は大変ユニークな発想から生まれた、ダブル誘電体バリア放電(=無声放電)技術に基づいています(国際特許取得済)。
世界最高水準の電気的効率をもつ発生体は、制御された非熱平衡、高密度、均一性を持つプラズマを生み出しきわめて質の高いエネルギーを持つ電子を励起します。
この働きにより、効率的、安定的、そして長期にわたって大容量のオゾンを生成します。空気原料で大容量のオゾンを極めて長い間安定的に生成する世界最高レベルのオゾン発生技術は他の追随を許しません。
高効率・驚異の低コスト
まさか!こんなに安いなんて…!
と、驚くほどの発生コストを実現いたしました。EC2モデルの場合、オゾン1gを生成するのに必要な電力は、わずか15Wです。(0.3円※)
EC2モデルの場合は15g/hrのオゾンを24時間365日供給しても年間の電気代はたった24,528円です。
※1kWh 21円(小規模工場)で計算
型式 | 生成量 | 消費電力 |
---|---|---|
EC2 | 15g/hr | 200W |
EC4 | 30g/hr | 400W |
EC6 | 45g/hr | 600W |
ロングライフ・簡単メンテ
なんと40,000時間超の頑強さ
エコゾンのオゾン発生体は、なんと40,000時間(保証値)もの耐久性能を有しています。実績では90,000時間程度の例も多く、他社の交換頻度より圧倒的にロングライフです。数年のスパンでコストを考えると断然エコゾンは安いということになります。 また、メンテナンスは1000時間毎にエアーフィルターを掃除していただくことと、その際に発生体を点検、洗浄していただくのみです。発生体はウォッシャブルで誰でも簡単にメンテナンスが可能です。
付帯設備
酸素ガスは不要です
エコゾンはこれだけの量のオゾンをなんと空気原料だけで発生させます。そのため、酸素ボンベ、PSAなどの付帯設備が不要になり、そのコストやメンテナンス費用が全くかかりません。
各種原料でオゾン12g/hr 発生時年間コスト
空気原料 | PSA方式 | 酸素 | |
---|---|---|---|
電力費 | ¥36,800 | ¥147,000 | ¥74,000 |
酸素代 | – | – | ¥505,000 |
メンテ代 | – | ¥300,000 | ¥50,000 |
合計 | ¥36,800 | ¥447,000 | ¥629,000 |
※電力費は主要メーカーカタログ値から算出。酸素使用料の費用はカタログより、価格は市場平均価格57.5円/m3で算出。
メンテナンス代は、PSAフィルタ交換費用を含む。オゾン発生体交換費用はいずれも含めない。
低NOx
高効率放電により窒素酸化物を抑制
エコゾンの発生体はNOx発生濃度を抑えたまま、大量にオゾンを生成することが可能です。その他、SO2やNOといった有害物質は低濃度で生成しますので、設備に対して大きなダメージを与えません。
高湿度でも性能維持
新開発の触媒
弊社が得意としてきた常温参加触媒テクノロジーを、さらに生かして開発したODS触媒。触媒中に水蒸気ガスとオゾンと臭気成分を保持しながら、三者を化学反応させ非常に高効率な脱臭を行います。
安心の保証と迅速対応
2年間の無償修理保証付き
エコゾンは過去の実績でほとんど故障が起きておりませんが、輸入品のため、納品後2年間は無償修理期間※を設けております。また、各モデルのパーツはユニット化され、故障した際もユニット交換で即座に対応します。
※メーカーの瑕疵による場合となります。お客様の責任の場合、点検費用および交通費実費等を請求させていただきます。
各モデルのご紹介
オゾン供給用はECモデル
ECモデル
重連可能なスタンダードモデル
ECモデルはイスラエル/エコゾン社が開発した高効率、長寿命なオゾン発生技術(独自の無声放電方式)を生かしたオゾン発生脱臭装置です。連続的、大容量の臭気処理を求められている印刷・塗装工場、下水処理場、食品加工場、飲食店、ショッピングモールなどの既設の排気ガスシステムに容易に接続し効率良くオゾンを供給することができます。
【商品名】 EC2(右記写真)
【重量】 30kg
【寸法】 65cm(高):44cm(幅):25cm(奥)
ECモデルの特徴
ECモデルは室温連続運転で15,000mg/hr~45,000mg/hrのオゾンを発生します。更に、用途に応じて複数台のECモデルを組み合わせることで、より高い処理能力を発揮することも可能になります。ECモデルで発生したオゾンと臭気成分を混合させ、オゾン分解触媒に通すことで、臭気成分を効率よく分解することが可能です。
ECモデルの脱臭のしくみ
室内の燻蒸脱臭用はECB-2
ECB-2モデル
大きなお部屋にもオゾンを均一供給
ECB-2モデルはECモデルをベースに、送風機を内蔵したオゾン発生装置です。5m3/minの強力な送風機によって、生成したオゾンを部屋中に行き渡らせます。
【商品名】 ECB-2モデル
【重量】 42kg
【寸法】 75cm(高):54cm(幅):30cm(奥)
ECB-2モデルの特徴
ECB-2は送風機を内蔵しているので、広いスペースの脱臭処理に適しています。典型的な使用例としては、大規模倉庫や、果物、野菜、生花の冷蔵倉庫においての鮮度保持、畜舎、農業関連施設などに適しています。
ECB-2モデルの脱臭のしくみ
室内の燻蒸脱臭用はECB-2D
ECB-2Dモデル
オゾンを均一供給して素早く回収
ECB-2DシリーズはECモデルをベースに、送風機とオゾン回収分解機能を搭載した壁掛けタイプのオゾン発生装置です。このシリーズはリモートコントロールで操作することを目的に設計されています。また、オプションでオゾン検知器を取り付けることにより、オゾン濃度を一定に安定させて運転することが可能となります。
【商品名】 ECB-2Dモデル
【重量】 47kg
【寸法】 75cm(高):54cm(幅):30cm(奥)
ECB-2Dモデルの特徴
この装置の大きな利点は、極めて短時間に脱臭とオゾン分解ができる点です。
そのため、長時間無人の環境を作れない施設(映画館、食品加工場、日帰り温泉施設など)の脱臭処理に最適です。
ECB-2Dモデルの脱臭のしくみ
※ECB-2Dにはコントロールユニットを本体に設置しているタイプと、外付けタイプ(リモート型)の2種類があります。
※1つのECB-2Dで広さ500m3まで対応しますが、最大4ユニットの組み合わせで広さ2,000m3まで対応可能です。
型式一覧表
モデル名 | EC2 | EC4 | EC6 | ECB-2 | ECB-2 |
---|---|---|---|---|---|
用途 | オゾン供給 | 燻蒸脱臭
(ファン内蔵) |
燻蒸脱臭+回収
(ファン内蔵) |
||
オゾン発生量
(g/hr) |
15 | 30 | 45 | 15 | |
発生体耐久時間
(hr) |
40,000以上 | ||||
原料ガス | 空気 | ||||
最適空気供給量
(m3/h) |
300 | 600 | 900 | 550 | |
オゾンガス吐出量
(m3/min) |
5.0 | 9.2 | 5.0 | ||
脱臭可能容積
(m3) |
– | 1000 | 500 | ||
オゾン回収機能 | なし | 回収機能付き | |||
外形寸法(mm) | 650×250×440 | 550×540×300 | 750×300×540 | ||
重量(kg) | 30 | 40 | 50 | 42 | 47 |
電圧 | 100V or 200V | 100V | |||
消費電圧(w) | 200 | 400 | 600 | 325 | |
使用環境温度
(℃) |
-5~40 | ||||
使用環境湿度
(%・RH) |
95%以下 |